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大腸がん

一次検診

免疫学的便潜血検査(スティック2日法)で行います。
便潜血検査とは、便の中に血液が正常より多く含まれているか(出血しているか)を調べる検査です。便中に血液が混入する原因としては、大腸がん、ポリープ、痔などがあります。正常より血液が多い場合は陽性と判定され、二次検査(精密検査)が必要となります。

○ 大腸がん検診を受ける方は、以下の注意事項を確認のうえお越しください。

==== 注意事項 ====

  • 生理中は便の採取を避けてください。
  • 胃の内視鏡検査で生検を受けた方は、1週間ほど期間をずらしてから採便してください。
  • 下剤を使っていての採便でも構いません。
  • 採便後の容器は冷所に保存し、5日以内に提出してください。

※ 血便、腹痛、便が細くなる、便の回数が変化したなど症状のある方は医療機関にご相談ください。

◎ 検査の流れ
検査
2日分の便を調べますので、説明書に従って採便してください。
検査

検査結果は、約2~3週間後に通知いたします。

二次検診

一次検診で陽性となった方は、二次検診(要精密検査)として大腸内視鏡検査や状況に応じ内視鏡検査のあとに大腸CT検査を行います。

==== 特に重要な注意事項 ====

  • 治療中の病気のある方(特に心臓病・脳梗塞・腎機能障害など)は大腸精密検査受診可否について主治医にご相談ください。
  • 妊娠中または授乳中の方、最近便が細くなったり便秘がひどくなったなどの症状がある方、下剤によるアレルギーのある方は、必ず当協会へご相談ください。

※腸内をきれいにするためには、下剤と検査食が必要になりますので、精密検査を受ける日の3日前までにお受け取りください。また、お仕事の都合などで、前日の検査食摂取や下剤服用が難しい場合には、お気軽にお問い合わせください。

◎ 検査前

当センターでは、医師の判断によりマグコロールまたはモビプレップのどちらか1種類の下剤を服用していただいております。(いずれも水に溶かして飲みます)

<マグコロールを服用される方>

マグコロール下剤

【マグコロールの特徴】

スポーツドリンクに近い味で、比較的飲みやすいです。

検査前々日
夕食後、下剤(錠剤2錠)をコップ一杯以上の水でお飲みください。
検査前日
※検査前日は積極的に水分をとってください。下剤以外に、目安として1ℓくらいは飲みましょう。
朝食:検査食(朝食用)をお召し上がりください。
10時頃:お茶・紅茶・湯・水・清涼飲料水の中からお好みのものを、コップ2杯以上お飲みください。
昼食:検査食(昼食用)をお召し上がりください。
間食:10時頃と同様に水分をお摂りください。空腹時に検査食(間食)をお召し上がりください。
夕食:検査食(夕食用)をお召し上がりください。
19時頃:下剤を900mlの水で溶かして1時間位かけてゆっくりお飲みください。冷やして飲んでもかまいません。 途中で気分が悪くなった場合(はきけ・腹痛など)は、服用を中断し、20時30分の下剤も飲まないでください。薬下剤が全部飲めなかった場合でも、当センターへお越しください。尚、はきけ・腹痛が治まらない時は、病院を受診してください。
20時30分頃:下剤(錠剤4錠)をコップ1杯以上の水で飲んでください。
検査当日
  • 脱水予防のためにお茶または水を飲んでからお越しください。
  • 糖尿病で血糖降下剤、インスリンを使用している方は検査が終わるまで使用しないでください。
<モビプレップを服用される方>

【モビプレップの特徴】

一般的な下剤の半分の下剤と必要な水分で、短時間に腸内をきれいにできます。やや酸味を感じる方もいます。

検査前日
※検査前日は積極的に水分をとってください。
朝食:検査食(朝食用)をお召し上がりください。
昼食:検査食(昼食用)をお召し上がりください。
夕食:検査食(夕食用)をお召し上がりください。
20時30分頃:下剤(錠剤4錠)をコップ1杯以上の水で飲んでください。
検査当日
朝:事前にお渡しした説明用紙に沿って下剤(モビプレップ)をお飲みください。
※飲み方については、こちらの動画もご参照ください。

  • 脱水予防のためにお茶または水を飲んでからお越しください。
  • 糖尿病で血糖降下剤、インスリンを使用している方は検査が終わるまで使用しないでください。
↓
◎ 検査の流れ
検査
① 受付
センター1階「総合受付」にお越しください。
受付時間 午前8:30~午前10:30
② 問診
問診票・検査同意書の記載確認と回収
※下剤内服後の排便状況をお聞きします。
排便回数、性状(水様、泥状、固形)、色調(透明、黄色、茶色など)を確認してください。状況により検査開始前に追加で処置を実施する場合があります。
③ 着替え
更衣室で検査衣に着替えます。
※ボタンや金具の付いた下着は外し、肌着のうえに検査衣を着ていただきます。長袖の肌着の着用も可能です。
④ 検査
直腸診と内視鏡検査を行います。
検査時間は10~30分くらいです。なお、内視鏡が奥まで挿入できない場合や一定の病変を認めた場合は、医師の判断で大腸CT検査を追加で実施する場合があります。大腸CT検査とは、肛門から炭酸ガスを注入後CT撮影する検査で、内視鏡検査の後に行うことがあります。
  • ※所見に応じ生検(病理組織検査)や色素散布をする場合があります。生検を受けられた方は、安全のため、検査当日と翌日は重労働や激しい運動は控えてください。また、アルコールは摂らないで、入浴も軽めにして早めにお休みください。
⑤ 結果説明
検査後、医師から結果の説明があります。
治療が必要な場合には、専門の医療機関をご紹介します。
後日画像や生検結果を再度診断し、約1ヶ月後に書面にて結果を通知いたします。
⑥ 会計

ご不明な点は、こちらまでご連絡ください。

公益財団法人宮城県対がん協会がん検診センター
看護課 TEL:022-263-1525(平日 午後2時から午後5時まで)

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